ゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ)

  Cybister japonicus
コウチュウ目(鞘翅目)
ゲンゴロウ科
区部 北多摩 南多摩 西多摩 本土部 伊豆 小笠原 環境省
EX EX EX EX EX VU
 
形態・生態
体長24~29mmで日本産ゲンゴロウ科の最大種。体型は卵形で比較的扁平、背面は緑色あるいは褐色を帯びた暗褐色で光沢があり♀では弱い。前胸背から上翅の側縁は黄色で縁取られ、翅端部に向かうに従い細くなる。平地から丘陵地の池沼などに生息する。
分布の概要
北海道、本州、四国、九州
都における生育・生息環境
区部から多摩地域の池沼などに生息していた。
都における生存に対する脅威や保全上の留意点
区部と周辺地域では1940年代、多摩地域の丘陵地では1970年頃まで記録されているが、それ以降の確実な記録はなく、すでに絶滅したと判断される。絶滅の原因は池沼の消失や質の劣化によるところが大きい。水田の堀上げにも生息していたようであるが、水田の消失や圃場整備によってほぼ失われている。さらに、ウシガエルやアメリカザリガニなどの捕食性外来生物の影響も大きいと推測される。
関連文献
秋山黄洋・酒井香, 1988. 東京都下のゲンゴロウ科4種の記録. 甲虫ニュース, (81): 6.
苅部治紀(編), 2011. 水生昆虫大百科 2011年度特別展展示解説書. 神奈川県立生命の星・地球博物館. 140 pp.
執筆者
須田真一